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渡米1ヶ月後。今できることを見つけた!

blog title - found what I can do now アメリカ現地校生活

こんにちは!海外子女をサポートするオンライン家庭教師、なぎです。

現在はアメリカで頑張る海外子女の皆さんを支える立場ですが、以前は私自身が父親の仕事の都合でアメリカへ引っ越し、アメリカの現地校に通う海外子女でした。

「現地校生活で成長を感じたエピソード集」では、私自身が現地校生活で成長を感じたエピソードを振り返り、考察も交えてご紹介。

本記事では、渡米1ヶ月後でも「できること」を見つけた際のエピソードをご紹介します。

「何もできない」という無力感

私は小学校5年生の12月に渡米し、翌1月から現地の小学校と日本語補習校(毎週土曜日のみ)に通い始めました。

渡米当初、私の英語力は乏しかったです。渡米前に英語を勉強していた経験はあり、小学校2年生の頃から渡米の直前まで英会話の習い事に通っていました。この基礎があったおかげで、英語学習への抵抗はありませんでしたし(むしろ好きでした)、日々の学びが積み上げやすくなったこともたくさんありました。とは言え、アメリカでいきなりスラスラと会話をするには程遠かった。現地校のクラスには日本語も英語も話せる日本人のクラスメイトがいて、通訳をしてくれてとても助かりました。

それはとてもありがたかったのですが、同時に、自分は現地校の授業にまともに参加できないという無力感がありました。

思い込みからの屈辱感

さらには、「何もできなくて、何も言えなくて、周りにバカだと思われてそうで嫌だな…」という屈辱感も。

今振り返れば、担任の先生は工夫をしてくれていて、私が全くついていけない科目の際は、私にも何かできることがあるように、わざわざ私用に英語の練習プリントを用意してくれていました。ただですら激務の小学校の先生が、こんなことをしてくれたのは本来とてもありがたいことです。

ただ、これが当時の自分が傷つく要因になってしまい…。というのも、確かに私の英語力は乏しかったのですが、用意してくれていたプリントはアルファベットを練習するものや、英語の色の単語を読んで、その単語の色で色塗りをするものなど、「いくら私でも簡単すぎる」と感じる内容のものでした。

当時は(自分のことで必死だったのでしょうが)先生が何かを用意してくれたという感謝の気持ちよりも、「私のこと、こんなにバカだと思っているんだな…。」と勝手に勘違いをして、勝手に傷ついたことを覚えています。簡単すぎることをアピールするために、かなりスピーディにプリントを済ませてみたりもしたのですが、肝心の「簡単すぎる」ということは一度も言葉にしなかったので、伝わるわけもなく。「簡単すぎる」とパッと言える英語力はなかったんですね…。

日本語と英語が話せるクラスメイトに頼んで伝えてもらう、電子辞書で単語を調べて伝えるなどの手段はあったとは思いますが、「簡単すぎる」と伝えることが、傲慢な印象を与えそうで良くないかな、など余計なことも考えてしまい、結局何も言葉にはしないまま過ごしていました。

もしも今、自分のレベルに合っていないと感じる活動を課されている方がいたら、勇気を出して、翻訳機などを介しながらでも「これは自分に合っていない」とぜひはっきり言葉にして伝えてみてください!先生への感謝の気持ちも伝えつつ、ね。

今の自分でも「できること」を見つけた

ひたすら無力感と屈辱感を感じていた現地校。でも、本当に今の自分にできることがないのか?

そんなことはありません。いつだって自分にできることはあります。

私の場合、当時現地校とは別に、毎週土曜日に日本語補習校に通っていました。母が、学期始めに漢字テストがあることを知り、漢字の勉強ならできそうだよね、と気づかせてくれました。
確かに、漢字の勉強ならできる。そこで、とりあえず日本語補習校の勉強を頑張ってみることに。日本に住んでいたころよりも勉強を頑張って、学期始めの漢字テストでは満点をとることに成功しました。

自分にもできることがあった!自信を取り戻しつつも、当時は屈辱感を抱いていたので、とにかく認められたかった。「認めてくれ!」と声に出して言ったわけではありませんでしたが(笑)、言わずとも補習校の担任の先生が「転校生のなぎさん、いきなり満点~」という旨のコメントをしながらテストを返却してくれました。そのおかげで、周りのクラスメイトも私にポジティブな声かけをしてくれました。あまりにも飢えていた承認欲求が満たされたことで、「ここでは私の本来の力が見てもらえる」と安心感を抱いたことを覚えています。

ちなみに、私はこの出来事をきっかけに、漢字が好きになり、漢検まで受けるようになりました。漢字の勉強を通して自分に合った勉強方法が見つけられたことは、今の自分の勉強や仕事にも生きています。

成功体験になった2つの条件

自分にとってこの出来事が成功体験になったことには2つの条件があったと思います。

1つ目は、悔しい環境の中でも「今の自分にできること」に気づけるかどうか

渡米当初は慣れない環境でもがく中、「できなくて悔しい」ことに注目してしまいがちです。ネガティブな感情がどうしても目立ってしまい、できることまで視野から消えてしまう。実際、私も現地校での無力感や屈辱感が私の感情を占めていました。そんな中、母が「漢字テストなら頑張れるんじゃない?」と今の自分にできるはずのことに気づかせてくれたことが救いになりました。今の自分でも目指せる目標が持てると、一気に道が開けます。

2つ目は、実際に何かを達成できたときに、その成果を認めてもらえるかどうか。

私の場合、母親やクラスメイトはもちろん、テスト返却と同時に私の努力を認めてくれた先生の一言が特に響きました。先生からしたら何気なく言った一言かもしれませんが、20年以上経った今でも、しっかり自分の記憶には残っています。

私の場合は、母親と先生、2人の人物の助けがあったおかげで2つの条件がそろい、渡米直後でも自分を見失わずに少しずつでも前に進んでいけるようになりました。

もしこの記事を読んでいて、新しい環境で頑張っている知り合いやお子さんのいる方は、ぜひ思いっきり相手の頑張りを認めてあげて下さい!思っている以上に、相手のためになるはずです。

まとめ

総括して、今の私が振り返って感じることは、「自分が今頑張れることを頑張ればいい!」ということです。

これは、今の自分にもできる声かけです。いきなり、遠い目標には着地できない。悔しいかもしれないし、地道な道のりかもしれませんが、今の自分に届くところがあるはず。まずは手の届くところから、少しずつ。

現地校のことでも、補習校のことでも、家のことでも、趣味でも。ぜひ、色々なところに目を向けてみてください。どんな頑張りも無駄にはならないし、将来意外な形で役立つかもしれません。

きっと、皆さんにも何かできることがあります。応援しています!


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